大志を抱き、挑戦せよ!
~ 困難に立ち向かう、その一歩が未来を創る ~
理事長所信
はじめに
山田祥雄
いつの時代も大きな変革期には必ず青年の力が躍動してきました。戦後の絶望的な景色が広がる焼け野原の中で、日本の復興を誓い合い、志ある若者たちが立ちあがりました。それが我々青年会議所の始まりでした。少しでも希望ある明るい未来を創ろうと英知と勇気と情熱を集結し、多くの努力を重ね時代を築き上げてきました。
当時の先人たちが切り拓いた道は今、大きな道となり、国づくり、まちづくりの礎となっています。同じ地域に住まい、同じ組織の下に集う我々青年会議所メンバーは、このような先人たちの意志を継ぐ、「明るい豊かな社会」の実現を志す能動者なのです。塩尻青年会議所が存在することにより、私たちの地域にどれほどの影響を与えてきたのか、また今後どれだけの影響を及ぼしていけるのか。今年度50周年という節目を迎え、これまでの49年という活動の歴史を検証し、受け継ぐべき事は「伝統」として受け継ぎ、変えるべき事は「革新」として、時代の流れと地域の求める理想にあった行動をしていかなければなりません。
現役のJAYCEEとして現在(いま)を生きる私たちは、新たな行動を起こす絶好の時にきています。会員の志気を高め、我々の運動を地域に発信し、塩尻周辺地域にとって存在感のある立場を確立することが今まで以上に必要です。そして、今あるこの困難な現状をメンバーの共通認識とし、志を同じくする仲間を増やすための会員拡大を総力で行い、全メンバーが覚悟を持って臨まなければ、質実剛健としたJAYCEEによる力強い組織の再構築はできません。一人ひとりが大いなる志をもって、皆で挑戦する一年にしていきます。50年目を迎える今こそ我々が全力で挑戦すべき時なのです。
【歴史を紡ぎ次世代へ】 ~ 創立50周年を迎えて ~
塩尻青年会議所は1969年10月3日に全国の青年会議所として418番目に創立され、高き志をもった60名の青年達により活動の灯が燈りました。創立以来、「明るい豊かな社会」の実現をめざし、数多くの挑戦を繰り返して、49年間という長い年月の中で先輩諸賢一人ひとりがJC運動を積み重ねてこられて今日に至ります。本年で50年目を迎えようとしているその輝かしい歴史と伝統を長きに渡り紡いでこられた先輩諸賢の皆様のこれまでの絶え間ないご尽力には敬意と感謝の念が絶えません。並びに今日まで塩尻青年会議所が活動を続けてこられたのも、その活動の趣旨に深くご理解いただき、ご指導・ご支援を賜りました地域の各種団体や企業の皆様のおかげであると深く感謝申し上げます。
50周年の記念事業においては地域の方々を巻き込んで、大勢の方に参加していただける事業を展開していきたいと考えております。これまで関わってきていただいた皆様へ敬意と感謝を示す大変重要な場でもありますが、それ以上に我々塩尻青年会議所にとってその存在を地域の方々に知っていただく大きなチャンスでもあります。まちづくりとはそれに携わる者と地域の方々との相互理解があるうえで初めて成り立つものです。この与えられた大きな機会を無駄にせず塩尻青年会議所の魅力を一人でも多くの人に伝える事が本年度の我々の最大の使命となります。
【一人じゃ円陣は組めない】 ~ 同志の拡大 ~
十数年前は会員が100名いた塩尻青年会議所も2018年度は33名からのスタートとなります。青年会議所の会員の減少は組織の力を失い、地域に対する発信力が弱まります。会員拡大こそがJC運動そのものと言われます。それは、地域の未来を本気で考え行動する同志が地域に一人でも多く増えていくことで、多種多様な考えをお互いにぶつけ合い、磨き、成長していく中で、新しいものが生まれ、地域を変える原動力となるからです。会員拡大は覚悟を決めて動かなければ、決して思うような成果はでません。誰かがやってくれる、自分には関係がない、といった他力本位な考えではなく、自らが率先して行動するような圧倒的当事者意識を各メンバーがもたなければこの閉塞感漂う現状を打破することはできません。過去に一度誘ったからと諦めるのではなく、それはJCの魅力が伝えきれていない我々の責任であり、理解していただくまで諦めず挑戦するという行動の意識を今年のメンバー共通認識としていきます。
一人じゃ円陣は組めません、一人で地域貢献するにも限界があります。しかしながら、その円陣がより大きな輪となれば、円陣の人数以上にそこに関わった人を一人でも多くを笑顔にすることができます。数は力、すべての原動力となります。本年度も異業種交流会を実施し、多くの仲間と切磋琢磨し「奉仕」「修練」「友情」をさらに高め、必ずや新たな仲間とともに自己成長へと繋げていきます。2018年度はさらに発信力を高めるために50名以上の在籍会員数を目標とし、塩尻青年会議所として今まで以上に求心力のある組織づくりを目指していきます。
【広域化したまちづくりを】 ~ 広域で発信力を高めるために ~
現在の日本は急速な少子高齢化を伴う人口減少問題を抱えていますが、塩尻市に目を向けてみますと平成19年66,811人から平成29年は67,467人へと人口増加へ転じています。これには様々な社会的・環境的な変化が要因となっておりますが、市内の人口分布の中心はかつて中心であった大門地区(平成29年9,544人)から北部の広丘地区(平成29年13,786人)・吉田地区(平成29年9,506人)へと移りつつあります。これまでの塩尻青年会議所の事業を振り返ってみると、施設の収容人数や交通の利便性等の問題により多くの開催地が大門地区での開催でした。しかしながらこれまでよりも広域な地域の皆様と深く繋がることを目指し、信頼関係を積極的に築くことにより、公益社団法人としての塩尻青年会議所との相互理解が必ずやさらに深いものとなるはずです。
さらには地域活性化の一助として新しい流れを広範囲で生む事ができるかもしれません。未だに事業を開催すれば他の団体のイベントと混同されている事が多く、我々の発信力がまだまだ足りてないことを痛感させられます。一人でも多くの人たちに塩尻青年会議所を知っていただき、一緒に活動してもらえる同志を一人でも多く見つける為にも、その地域にとって新しい魅力の発見であったり、関心が高く求められていることを提供し、地域住民参加型のまちづくり事業を行って参りたいと考えます。
【次代を担う子供たちへ】 ~ 多様な価値観を体験 ~
現代の子どもたちは、情報があふれる環境で育ったため情報や流行には敏感ですが、自分で解決策を考え、自分で道を切り開いていく為の原動力となる「実体験」や「生活体験」が乏しいと言われています。いまだに2000年代のゆとり教育の名残りで、「平等」ということばが独り歩きし競争することが否定される環境を目にすることが多く、「絶対に負けたくない!」という強い気持ちを持って子どもが仲間と切磋琢磨する機会が減少しているように感じます。「平等」という言葉が「機会の均等」ではなく、「結果の平等」といったかつて目指していたものとは違った形となってきているように思います。子どもたちが強くたくましく育つためには、ある程度の競争と様々な実体験が必ず必要になってくると考えます。全ての子どもたちには生まれ持った物事を解決する力、向上心・好奇心・探求心が詰まっています。
これを引き出してあげるきっかけは、多くの人と触れ合い多様な生き方や価値観に触れ、経験し感じること。大人が大人のものさしで決まった答えを導くのではなく、ふれあいや体験によって感じたことを基に子どもたちに自分で考えさせる、そのような気付きや経験こそが子どもたちに自信を持たせ、さらには学ぶ意欲を高め、何かに貪欲に挑戦していく向上心を芽生えさせると考えます。我々の使命はその3つの心を引き出してあげることであり、家庭や学校では普段は体験できないような『非・日常』を塩尻青年会議所が提供し、子供たちの経験値を一つでも多く増やし将来の糧としてもらえるような事業を展開して参ります。
【メンバーの資質の向上】~地域のリーダーであるために~
近年の塩尻青年会議所は、十分な会員拡大ができているというわけではありません。そのような中、経験豊富なメンバーの卒業により世代交代が急激に進み、経験の浅いメンバーの育成が急務な状態にあります。青年会議所の財産は紛れもなく「ひと」であり、青年会議所メンバー一人ひとりの成長がなければLOMの成長はありえません。LOMが成長することにより地域を牽引する人財が増えていき、成長したメンバー一人ひとりが地域に誇れるリーダーになっていかなければならないと考えます。そのような地域のリーダーであるためには、しっかりと自らが輝き、魅力溢れる人間でなければならないのです。
また、各方面で活躍している経営者や企業家の方々の考え方や、手法も学ぶことで、地域の経済を支える人財を創出し、この地域において経済活動と地域貢献を柔軟なバランス感覚をもって、牽引していくリーダーを育成していきます。そのような成長の中でメンバー自身が人間力溢れる、魅力ある人財となり、自身が培った経験を人から人へ伝えることが、最大の会員拡大のツールとなるはずです。最終的に心が通じ合い共鳴するからこそ、一緒に活動したいと思って頂けるのです。そして共に修練を重ねていくことが、この地域の「ひとづくり」となり、「まちづくり」の中心となる人財を育成、創出することに繋がるのです。
【感謝の想いを胸に】
私たちが忙しく毎日を送る中でつい忘れがちになってしまうのが「感謝」の想いです。こうして日々JC活動をさせてもらえるのもJCの仲間の支えがあり、先輩方の協力があり、会社の理解があり、何よりも家族の愛情があるおかげです。何かの節目でないとそういった事にもなかなか気付けないかもしれません。一番身近にいる人たちを支えられないようでは、地域を元気にすることもできません。50周年を迎える今年度は例年よりもJC活動に時間を費やさなければなりません。この大きな節目を迎える本年度を機に、どんな活動をしている時も常に感謝の想いを胸に一年間取り組んで参ります。
【結びに】
青年会議所は40歳までという限られた時間の中で毎年新しい英知を導入し、創始の志を受け継ぎながら時代の先端を切り拓いてきました。塩尻青年会議所49年の歴史は挑戦の歴史です。大きな志をもち、可能性に挑戦していくのが今も変わらず青年会議所の使命です。果敢に挑戦し失敗することよりも、失敗を恐れ挑戦しないことを恐れるべきです。何もしなければ不安や恐怖はないでしょう。その代わり何もせず、何も得られず、何も残らない。残るとすれば「あの時こうしていればよかった・・・」という後悔の念だけです。思い切って挑戦しても必ずそれが実るとは限りません。時には大きな失敗をする事も当然あるでしょう。
しかしその失敗は単なる失敗ではありません。次のステージへの挑戦、成功へのステップとして人生の大きな財産になります。大事なのはその不安と恐怖に負けて挑戦をやめてしまうのではなく、それを乗り越えてどう実行に移すか。そうすれば何年も経って「私はあの時挑戦したのだ」と胸を張って言うことができるでしょう。 創立50周年という大きな舞台を与えられた今年の一年に感謝をして、メンバー総力をあげて一丸となって「明るい豊かな社会」を築くために邁進したいと思います。
基本方針
塩尻青年会議所の発信力を高め、広域の地域の人との繋がりを強固なものにする。
自己研鑽により個々が地域の魅力ある人財となることを目指し、その魅力を次世代に繋げるために積極的な会員拡大を展開する。
重点活動
- 会員数50名に向けた積極的な会員拡大
- シニア親睦の開催
- アドベンチャースクール開催
- 青少年育成事業の開催
- 自己を高める異業種交流会
- 50周年記念式典・事業の開催
- 広域エリアでの事業の展開
- 第43回塩尻玄蕃祭り
組織図
委員会紹介
しおじりの未来共創委員会
小幡智宏
基本方針
塩尻青年会議所は、今年で創立50年という節目を迎えます。この50年間、数多くの先輩諸賢が塩尻市と共に地域活性に向け歩んできました。しかし、『失われた20年』という言葉にある様に、90年代以降の日本社会には停滞感が強くあり、長野県、ひいては塩尻市も例外ではありませんでした。そしてその社会の停滞と共に近年、故郷と人との結びつきも強いものとは言えなくなってきてはいないでしょうか。「子育てするなら塩尻市」というイメージも徐々に定着し、人口も増加しているように感じられます。しかし、まだまだ労働者人口の減少や少子高齢化といった課題が改善されたわけではありません。これまで培ってきたこのまちの新たな可能性を模索し、塩尻市の発展に貢献します。私達は自分自身を見つめ、塩尻市を見つめ、探求し、創造していかなければなりません。
本年度、山田祥雄理事長の掲げたスローガン『大志を抱き、挑戦せよ!』~困難に立ち向かう、その一歩が未来を創る~は、いまの塩尻市、そして私たちJAYCEEが今一番必要としているミッションだと思います。地域に根差した塩尻青年会議所として発信力を高め、塩尻青年会議所の輪を広げ、拡大していくことが急務です。 その為にも私たちの委員会では、塩尻玄蕃まつりをはじめ、塩尻市と市民を元気にするまちづくりの進化と継続のため、地域の魅力について考え、地域の未来を関わるすべての人々と共に創ります。先輩諸賢からの助言と、事業に込めた想いや魂を学び、今後の事業に活かします。それを基に、塩尻市に関わり暮らしている現役メンバーをはじめ、市や各種団体との連携をとりあい、魅力発信の事業を共創します。
まちづくりは人づくりの言葉にあるように、地域が輝くためには、住人が輝かねばなりません。3月例会「スキルアップセミナー&異業種交流会」を通し、地域を支える仲間と可能性をみつけ、7月例会「第43回塩尻玄蕃まつり」では、地域社会の皆様と共に笑顔に満ち溢れた事業を行います。また、11月の例会では、市民参加型の事業を行い、私たち塩尻青年会議所の活動を通じ、市民が自分達のまちを知り、まちを愛し、良いまちを実現しようという意識を高める機会を提供します。日頃より、私たちの活動に対して多大なる協力と理解をしていただいている最も身近なパートナーである家族への感謝、そして、私たちと共に修練し輝く未来を創り出す新たな仲間との親睦をより一層深め強固な絆を創る機会を5月例会として行います。私たちが塩尻青年会議所として活動を行い、魅力あるまちと感じることが『暮らしたいまち塩尻市』への第一歩になると信念を持ち、私たちJAYCEEが率先して挑戦し、会員の拡大とその輝く未来創造の先導者となります。新時代の志士として、輝く人であふれた、輝く塩尻市及び周辺地域創造の為に活動していきます。
年間事業計画
- 3月例会「スキルアップセミナー&異業種交流会」
- 5月例会「新入会員親睦会+家族感謝祭」
- 7月例会「第43回塩尻玄蕃まつり」
- 11月例会「市民参加型地域の魅力発見事業」
- 会員拡大の推進
SKE50創造委員会
原明彦
基本方針
この塩尻市と周辺地域で暮らす子どもたちに、素晴らしい、そして新しい体験価値を提供したい。2018年度青少年育成委員会として、地域に暮らす子どもたちに、様々な文化資本、文化資産に触れる事ができるよう積極的に、その機会と合わせて経験や体験の場を構築することに努めます。
今、日本では都会への文化資本の集中が激化しており、地方では得ることの出来ない経験や体験の価値を求めて多くの地方出身者が都心部への移動を行っています。当該地域においてもこれは例外ではありません。
しかし、私は地域にもこれに負けない文化資本がいくつもあると確信しております。それは、信州が誇る雄大な自然環境であるかもしれませんし、地域に住まう人そのものかもしれません。問題なのはこれらに気づけていないこと、そしてこれらをうまく編集し発信できていないことであると考えます。私は、本年度委員長という立場を任された中で、これらの地域の文化資本を抽出し、再度自分たちの地域を見直すきっかけを提供し、子どもたちが主体的に活躍することのできる、様々な経験や体験の場を提供してまいります。
まず、2月には子どもたちに塩尻の気候的・環境的要素を通じた経験価値を提供する事業を行います。我々の住まうこの信州の環境的な文化資本の一つに「荘厳とした雪景色」が挙げられます。近年では天候気候の変化が激しく、私達の子供の頃とは自然環境自体が変化している部分も多々あります。だからこそ、雪に触れる事業を通じ今のありのままの塩尻の大自然を感じ、そこから多くのことを学んでいただけるきっかけの場になるよう展開してまいります。
次に6月には本年度で記念すべき25周年を迎える「わんぱく相撲中信大会御嶽海場所」を開催致します。全国大会に繋がるこの大会を通じて、子どもたちには熱くそして、普段中々経験することのできない全国から集まる同じ想いを持つ他の地域の子どもたちとぶつかり合い競い合う機会を創出することで、チャレンジ精神を養い、健全な成長に繋がるよう取り組んでまいります。あわせて、全国大会への安全な引率を行い、子供たちの挑戦をサポート致します。
また、8月には、アドベンチャースクールを開催致します。塩尻市にはどれだけの魅力があり、どれだけの文化資本があり、またはそれらからみてどれだけ潜在的な可能性が眠っているのか、日常生活を送っているだけでは、或いは地域の中からみているだけでは中々気付くことはできません。親元を離れ日常の生活圏外へ足を運びその土地の風土や地域文化を感じ、普段経験することのできない場を創造することで、子どもたちの成長の幅を広げる事業を展開して参ります。
一年間の振返りの場ともなるクリスマスパーティーでは、共に挑戦をしてきた仲間は勿論、その仲間を支え続けてくれた家族に感謝し、労をねぎらう場として子どもから大人まで楽しむことができ、大いに盛り上がる会を開催致します。
この他にも、「第36回塩尻青年会議所旗争奪サッカー大会への協力」など、一年を通して、委員会として、様々な角度から、地域に住まう子どもたちの健全な成長に繋がる事業に取り組んでまいります。
本年度、塩尻青年会議所は50周年という節目を迎えます。この節目の年に委員長という大役を任せて頂き精一杯、地域の子どもたちの為に活動を行っていきます。それと同時に、半世紀という長きに渡り豊かな地域の発展に寄与されてきた先輩方の想いを受け継ぎより良い事業を展開し地域に貢献していきたいと考えます。
理事長の掲げるスローガンである「大志を抱き、挑戦せよ!」にもあるように、困難に立ち向かい、まずは初めの一歩を踏み出すことで地域のより良い豊かな社会の実現に近づけるよう、小林副理事長を始め、委員会メンバーと力を合わせ1年間邁進してまいりますので何卒宜しくお願い致します。
年間事業計画
- 2月例会「塩尻の自然環境に触れる事業」
- 6月例会「第25回わんぱく相撲中信大会御嶽海場所」
- 「第34回わんぱく相撲全国大会」(7月)
- 「第34回アドベンチャースクール」(8月)
- 「2018年度クリスマスパーティー」(12月)
- 「第36回塩尻青年会議所旗争奪サッカー大会への協力」
- 会員拡大の推進
50周年特別委員会
小野光信
基本方針
私たちの生きる社会の中では時の移ろいと共に様々な課題が生まれ、人々の生活に大きな影響を与えます。多種多様な課題に対して奉仕・修練・友情を信条に若い力を結集し、課題を解決すべく常に「挑戦」を続けるのが私たち青年会議所であり、JAYCEEであります。1969年に塩尻の地で始まった青年会議所の運動は、今年で50周年を迎えることとなりました。当時とは世相は変われど、その根底に流れる信念は変わることなく私たちの心に受け継がれ、明るい未来の実現に寄与していると信じています。
周年とは何か。周年とは数字の切れ目が良いからやるだけの事業ではありません。まずは、この「まち」の発展に長年にわたって寄与した先人たちの偉業に改めて敬意を表し、これからの活動に向けて心を一つに決意を表明する意味合いがあります。これは他の団体の周年でもおそらく行っていることと思います。さらに、私は青年会議所としてもう一つ意味がいがあると考えます。私たちの活動は常に時代に先駆けていることが望まれ、そのためには定期的に活動の方針を見直し、時代の流れに沿った活動が出来ているかを検証するタイミングが必要です。そのための良い機会がこの周年のタイミングなのです。塩尻青年会議所の会員の多くは、主に会員数の減少によって資金面でもマンパワーの部分でも思い通りの活動が出来ない不満を感じていると思います。今後、どのような活動をしていけば良いのか、という方針は不満を少しでも和らげるとともに、どこに少ない資源を投入すれば最大の効果を得られるかという指標にもなります。この度の周年では、これまでの活動を検証するとともに、これからの5年間の活動指針を定める良いタイミングではないでしょうか。
周年とは私たちの活動を周囲に知っていただく大きなチャンスでもあります。塩尻青年会議所には50年に渡って塩尻の「まち」に寄与してきた団体という誇りがあります。しかし、いまだその存在は他団体と混同されるなど思うように認知されていないように思います。目の前にあるこのチャンスを生かし、しっかりと塩尻青年会議所の魅力を発信することも重要なミッションであります。多くの市民の方に我々の活動を知っていただくためにも、50周年の記念事業を盛大に開催してまいります。
今年度は周年事業以外にも、新年祝賀会及び例会事業の一つをお任せいただけることになりました。まず、新年祝賀会は日頃お世話になっている地域の皆様や先輩諸賢に今年の決意を表明する大事な場であり、私たちが一年のスタートを気持ちよく切れるよう尽力いたします。
9月例会では、50周年に向けて塩尻JC全体が一致団結するべく、会員親睦事業を行います。より多くの会員にご参加いただける例会になるよう企画いたします。終わりに、本年度山田理事長のスローガンである「大志を抱き、挑戦せよ!」の元、私ももう一度委員長職に挑戦を決意いたしました。他の理事の模範となるべく、また本会にとって有益かつ円滑な活動を目指すべく古畑副委員長、そして委員会メンバーと共に困難に立ち向かい、未来を創る一歩を踏み出して参ります。一年間よろしくお願い致します。
年間事業計画
- 9月例会「会員親睦事業」
- 10月例会「公益社団法人塩尻青年会議所創立50周年記念式典並びに祝賀会」
- 「新年祝賀会」(1月)
- 「公益社団法人塩尻青年会議所創立50周年記念事業」(10月)
- 「公益社団法人塩尻青年会議所創立50周年記念誌の発行」
- 会員拡大の推進
総務委員会
中原健一郎
基本方針
本年度創立50周年を迎え塩尻青年会議所がこれまで歩んできた歴史を踏まえ、地域と先輩方に感謝するとともに我々は未来に向けて新たな一歩を歩み出します。
全盛期の半分以下の会員数になり、各委員会の負担、個人の負担が大きくなっています。また入会から1,2年で理事に抜擢される中、先輩から受け継いできた伝統を次世代に伝えて行く為にも総務委員会として責任感を持って、それを伝え会議運営はもちろん、青年会議所運営も円滑に進むよう心掛けていきます。 「大志を抱き、挑戦せよ!」のスローガンの下、1月に行われる定期総会では青年会議所の2017年の報告、そして50周年を迎える2018年の指針を示し、対内はもちろん対外へも発信するとても大事な総会を円滑に進める事を心掛け開催いたします。
シニア親睦会では、これまで塩尻青年会議所の歴史を築き上げて来られたシニア会員の皆様との繋がりを強固にし、連携を強め、より発信力のある周年事業が出来るよう過去の周年事業での情報や知恵を頂き、また、会員拡大に関する情報交換をいたします。日頃からさまざまな形でお世話になっているシニア会員の方々に感謝の気持ちを込めて現役会員でおもてなしをしたいと思います。会員の皆様のご協力を頂き1年間勤めて参ります。
年間事業計画
- 1月例会「第102回定期総会」
- 8月例会「第103回定期総会」
- 4月例会シニア親睦会
- 「会員手帳作成」(1月)
- 「理事会運営の協力」(議事録作成)
- 会員拡大の推進
賛助会員(法人)順不同、敬称略
- 中村病院
- 中信興業株式会社
- 塩尻市役所
- 塩尻商工会議所
- 株式会社エイ・デザイン
- 株式会社 市民タイムス
- 一般財団法人 塩尻・木曽地域地場産業振興センター
- 株式会社 企成工業
- 十四三
- 有限会社 中信紙工
- 和彩 拓
- やきとり大吉 塩尻店
- 長野銀行 塩尻支店
- 平成交通 有限会社
- 株式会社パワーネット・フィールド
- 株式会社しおじり街元気カンパニー
- 美勢商事 株式会社
- 笑亀酒造 株式会社
- Bar On the Road
- 株式会社 ヒライデ
- 株式会社 オフィスP’dj
- 有限会社 中部オーナメント
- 京呉服 まつお
- 有限会社 ムラカミ自動車
- 有限会社 大津屋商店
- 有限会社 丸山化成
- 有限会社 平和自動車
- 株式会社 八十二銀行塩尻支店
- 塩尻環境保全有限会社
- 有限会社木下商店
- 三全精工株式会社
賛助会員(個人)順不同、敬称略
- 宇治橋 淳
- 浜 行雄
- 矢ヶ崎 学
- 小野 隆
- 米窪 弘
- 徳田 桂二
- 伊藤 修
- 吉江 慎太郎
- 中野 潤
- 松尾 直昭
- 小野 伸二
- 小松 裕
- 石井 勉
- 宇治橋 邦彦
- 塚原 嘉之
- 熊谷 風見
- 中村 稔
- 神戸 剛
- 小林 正幸
- 田口 正幸
- 今井 隆士
- 水谷 哲智
- 小松 直
- 上条 貴裕
- 小山 正晃
- 相原 彰仁
- 本林 貴史
- 竹俣 克則
- 奥原 裕幸
- 関谷 英之